学童が4年生で終わるため、5年生以降どうしようかと早くも対策を考えて、習い事に行かせようとまでしていた。
結局習い事は拒否されたのだが(これについては以前記事に書いた)、基本的に長男は1人で留守番ができない。
トイレすら1人で行けない(切羽詰まったときは行っている…)タイプである。
勝手に下校
今日仕事を終えて、手仕舞いをしているときにスマホに”玄関の鍵が開いた”という通知がきた。
なぜ??と思っていると長男から着信。
学童はどうしたの?
休んだ。
朝お父さんに言ったの?お母さんは聞いてないよ。
言ってない。留守番の練習と思って🎵
ねーねー、外にゲーム(Switch)持っていっていい?
なるほと、ゲームが動機か。
最近近所の子の家前に小学生が集まって、みんなでゲームをしているのを見かける。
わが子はオンラインゲームをさせていないため、持ち出したとしても一緒に対戦ゲームができるわけではない。つまり、外でゲームをするといっても、ただ横で別のゲームをするだけになる。
長男としては家で一人でゲームをやるのではなく、この近所の子の家の前でやることに意味があるよう。
今まで近所の子が出ていると、あえて外に出ることを避けていたぐらいだったのに、ここ最近少しずつ近所の子と遊ぶようになってきていた。
親としては友達とたくさん遊んでほしいという思いもあったため、ゲーム持ち出すことには異論はなかった。
いいけど、その前に宿題一つは終わらせてからにして。
そしたら出ていいんだよね?オッケー♪
えらく上機嫌だった。昨日は宿題をやり出すまでに相当時間がかかり、やり出してからも、お菓子を取りに行ったり、一行書いては(漢字ドリルの書き写し)、ソファに寝転がったりと集中力がなく散々だったというのに。
宿題のスピード
ところは今日は違っていた。
玄関の鍵を開けたり閉めたりするたびに通知が来るようになっているのだが、連絡を受けてから10分ほどしてすぐに玄関の開錠通知が来た。
電話してみると、「終わった」とのこと。
できるんかーい!!
と心の中でツッコみながら、長男が留守番できている、かつ宿題まで一人でやってのけたことに心底驚いた。
動機
長男は「やる気」のアップダウンが実に激しい。
HSSならではの特徴の一つだと思う。
しかもそのパターンがなかなか読めないのが厄介だ。
子供に何かをやらせたいために、褒美で釣るという作戦はあまりよくない子育てとは言われるが、個人的にはあまりに言うことを聞かないわが子に対して、時々エサ作戦でもいいから”乗ってくれー!”と思うことがある。(じゃないと自分の心が収まらない…)
しかし、長男にはそれが効かないのだ。
仮に1回成功することがあったとしても翌日に同じ作戦を使おうとすると、無理だったりする。
こないだは「○○が欲しいほしい」とあれだけゴネて大泣きしていたというのに、別の日に「××してくれたらあの○○を出して(買っても)もいいよ」と言っても、「別にいらない~」とかいうのである!!?
あなたのあのときの情熱はそれほどのものだったの!?
と疑いたくなるような熱量の違いである。
今の気分が大事
要は長男の行動動機はその時の気分・テンション次第なのだ。
今回は「ゲームをしたい」という欲望が彼の”宿題を早くし上げる”という動機につながったようである。
ゲームはある程度の動機付けにすることはできるが、個人的には、ゲームは依存しやすいという別問題も、はらんでいるため出来るだけ多用したくない。
とはいえ、長男の場合、飽き性な性格&気分で生きているため、仮にゲームを多用したところで通用するタイプではない。
つまりは、我が子にはこの「気分」の見極めがかなり重要となってくる。
調子がいいときは、ある程度ルールに従って動けるが、調子が悪い時だと途端に融通が利かなくなる。
調子が悪くなる時
1位 テストラッシュ期間 →以前のブログにも書いたが、できないことで自信を失う
2位 夏休み初日 →膨大な宿題量を目の前にし途方に暮れる
3位 苦手な内容の宿題 →特に新しい単元に入りたてのときは理解に苦しむ様子
長男がいつになくワガママになったり、夕飯あまり食べなくなる(これも結構わかりやすいバロメーター)と、こうした背景を疑ってあまり無理強いをしないようにしている。
今後どうなるか!?(母の予想)
今回の留守番に成功して、ゲームができるということに味を占めた彼にとって、しばらくはこのブームが続くであろう。
しかし、調子が悪い状況がやってきたときに果たして、
宿題(やらなければならないこと) < ゲーム
の構図になるか!?
調子が悪くなると、頑固さがパワーアップするため、どんなにエサをちらつかせても、「やりたくない」気持ちを優先する彼である。
まもなく1学期後半に入る。さてさて、このブーム、いつまで続く!?
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