出産のタイミングは自由に選べるものではない!?ー不妊治療体験ブログー

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目次

はじめに

みなさんは子どもを持つことについてどのようにお考えでしょうか?

・パートナーができて、自然な流れがきたら

・いずれは欲しいと思っているけど今は仕事が楽しいからいらない

・20代は自分の事に時間を費やして、30代になったら産みたい

こう考えていらっしゃる女性は多いと思います。

わたしもこのように考えていました。しかし…

子どもを持つことは計画通りにはいかない。

結婚と違って、出産適齢期には期限がある

これはわたしが経験して痛感したことです。

ぜひみなさんにはお金と精神的苦労をかけることなく、赤ちゃんを産んで欲しいと思うのです。

ここでは、過去にわたしが子どもが欲しいと思ったときに、直面したショッキングな体験談をお話したいと思います。

将来子どもを持ちたいと考えている女性方に、ぜひご自身の「出産適齢期」を考える一助となれば幸いです。

なお、ご参考までにお伝えしておくと、いろいろありましたが、わたしは現在2人の子どもを持つ母となっております。

人生計画

学生の頃、私は未来に対して次のようなイメージを持っていました。

メーコ(若いころの筆者)

就職して、しばらく独身を楽しんだら、結婚して子供産んで、仕事と育児を両立しながら、過ごしていくんだろうな…♪ (平凡な!?道を歩みたい願望強め)

一方で、先いく先輩たちからは、

先輩A

子どもはかわいいけど、産んでしまったら、そこからしばらくは自分の時間がなくなるよ。

先輩B

若いうちにいろいろやりたいことをしておいたほうがいいよ。

と聞いていました。

それもあって、

20代は独身を楽しもう 結婚は20代後半ぐらいから考えて、30歳前後で第一子が産めたらいいな

こんな勝手な人生計画を考えていました。

相手ありきの結婚のみならず、出産についても”自分がほしいと思ったタイミングで産める”と思っていました。

妊活生活

独身時代は、順番を間違えてはならない(結婚→出産)という固定観念が強かったこともあり、油断したらすぐに妊娠すると思っていましたw

しかし、結婚してから、避妊解除をして生活していても一向に子どもができる気配がありません。

最近不妊が増えているという情報も聞いていたので、「自然任せはいかんな」と思い、妊活を開始しました。

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基礎体温をつけ始めた

妊娠に限らず、近年は女性の体調管理に有効とされている基礎体温。

成人女性であれば一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

【基礎体温の計り方】

  • 朝イチ、ベッドで動かずに計測
  • 決まった時間に計ること
  • 飲酒すると体温が上がりやすいので前日の深酒は控える

ビールが大好きな私はこのお酒を飲むタイミングを調整しなければならないのが億劫でなりませんでした。

その上、平日は仕事をしているので決まった時間には測りやすいですが、土日になると計測時間も狂いがち。

こうしたことに気を使うこと自体がストレスになっていた気がします。

排卵日狙い妊活

そんなかんじで基礎体温を測っていたので、体温表はガタガタで、排卵日はわからないことが多かったです。

【基礎体温のポイント】

一般的には1サイクルの中に低温期と高温期があって2層に分かれる

低めに推移してたグラフがある日ガクンとさらに下がった後に一気にあがって高温期に入る

→このガクンと下がった日から高温期に入るまでがいわゆる“排卵日(狙い日)”になる

私の場合は、この「ガクン期」がよくわからず、結局ガタガタの体温表から無理やり排卵日を予想して狙っていました。

生理が来るたびに落ち込む日々

メーコ(若いころの筆者)

自然にできないことは理解した、だから基礎体温もつけはじめた。ならば、狙えば妊娠するに違いない!?

楽観的に考えていた私は当時このように思っていました。

生理がきても、現実を受け入れることができず、「これは妊娠初期にある不正出血というものではないか?」と疑ったことは数しれず…。

出血があっても意地を張って!?「これは出血ではない」と自分に言い聞かせて、腹筋に力を入れて出てくるのを阻止しようと、もがくこともよくありました。

次第に出血を見るたびに涙が出るようになりました。

“とりあえず婦人科に行って、診てもらおう”

それでも私はまだ自分の身体は”普通”で、自然妊娠できないのは、自分の基礎体温の測り方や排卵日の狙い方を知っていないからだ、と思っていました。

クリニックでは、不妊要因を持っていないかの検査を一通り受けた後、まずは正確な排卵日を示してもらうことから始まります。

半信半疑の排卵日で狙うより、婦人科にいって正確な狙い日を教えてもらったほうが効率的と思い、妊活を始めて1年ほどした頃にクリニックデビューしました。

不妊外来デビュー

クリニック探し

それまで婦人科と無縁の生活だったので、まずは病院探しからスタートしました。

私が探す時に気にした点は以下のことです。

・不妊治療といえば、高度医療技術の分野になるので最新機器を揃えている病院がいい。

・産婦人科は妊婦さんもいるから、精神的につらく感じそうだから却下。

・仕事帰りに立ち寄りやすい場所がいい。

以上の条件からネットで検索して、市街地にあって口コミ数が多く、通いやすいクリニックを選択し、予約しました。

私が受診したクリニックは、街中にあることもあっておしゃれなビジネスビルにあったので、その後も数年通うことになりましたが、不妊治療で通っている感がなく、よかったです。

初診

わたしが行ったクリニックの初診では以下のものを持参しました。

【初診で持参したもの】

・予診票の入力(事前にネットからダウンロードして記入して持参) ※男性用、女性用

・保険証 

(以下あれば)

・他院での診療録

・基礎体温表

・子宮けいがん検査結果

・感染症検査結果

初診は問診が中心で、ひとまず月経周期がきちんと機能しているかの確認のために、月経の周期に合わせて行う検査の予約をして終了しました。

【検査項目(流れ)】

https://fert-tokyo.jp/funin/dear.html(検査の流れ | 当院の不妊治療 | ファティリティクリニック東京)

注意)上記はわたしが通ったクリニックではありませんが、不妊外来の検査の流れは大方同じになります。

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辛い検査!?

多くの女性が婦人科を受診することを嫌がる理由に診察台に座ることをあげるそうです。

確かに婦人科の医師は男性であることが多く、抵抗を感じないわけではなかったですが、わたしはそれ以上に”早く妊活を進めたい”と言う気持ちが強かったので、さほど抵抗はありませんでした。

それよりも一番つらかった検査は卵管造影検査です。

これは卵管に造影剤を流して、卵管の通りがいいかを確認する検査です。

卵管が狭かったり、詰まっていると通りが悪くなるので、激痛を伴うのです。

これが本当にきつかった

わたしは卵管が細いタイプだったようで、痛みの辛さをうまくお伝えできないのが悔しいぐらいに辛かったです。苦笑

健康体なのになぜにここまで苦痛な検査を受けねばならないかと、拷問を受けた気分でした。

しかし検査は避けて通れない道。

クリニックで「身体的には異常なし」というお墨付きがもらえれば、あとはタイミングをみてもらって効率的に自然妊娠を狙うのみ、そう思っていました。

検査結果

AMH(Anti-mullerian Hormone:抗ミュラー管ホルモン)=卵巣機能の程度を表すもの

結論を先に言うならば、わたしはこの数値が異常に低いという結果でした。

ところで、みなさんは生理のメカニズムをご存知でしょうか?

【生理のメカニズム】

女性のカラダは約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて体外に排出されます。これが生理です。

https://www.seirino-mikata.jp/knowledge/how/(生理のしくみ|知っておきたい 女性のカラダ基礎知識|生理痛と女性のからだの悩み 生理のミカタ)

生理はいわゆる妊娠不成立(受精しない)の場合に起こる現象のことですが、この妊娠準備に向ける流れのスタートとなる時期が卵胞期と言われるものになります。

【卵胞期とは?】

巣内では卵母細胞を包み込んだ原始卵胞が休眠中です。月経の周期に合わせ、これらが毎月15~20個、成長を始めます。そして2~5mmほどの大きさにまで発育した胞状卵胞がFSHによって成熟し始め、最終的に1個だけが成熟卵胞(グラーフ卵胞)になります。

卵胞期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!|女性の健康 「ジネコ」 (jineko.net)

なんと驚くことに人は生まれたときから、持っている原始卵胞数が決まっているというのです。

AMHはその人が持つ原始卵胞の残数を示す数値。

どの女性も初潮が始まってから、毎月数十個ずつ生理のたびに失っていき、この卵胞がなくなると閉経を迎えることになります。 

のちの不妊治療にも関係してきますが、不妊治療の一つである体外受精といわれるものは、この毎月数十個成長してくる原子卵胞を注射などによって全て成長させて、それを体外に採り出して精子と受精させるというものです。

そのため卵胞数が多ければ多い分、体外受精をする際にも、効率よく多くの卵胞が採れることになります。

検査の結果、わたしの場合このAMHの数値が実年齢に比べて少ないということでした。

どん底に突き落とされる…

当時30歳にして、卵巣年齢は40歳超え。

わたしの卵巣は実年齢より10歳も高齢化していたのです。

言い換えるならば、40歳の人が自然妊娠を狙うのと同じぐらいの確率。

当然ながら仮に体外受精をしたとしても、採れる卵胞が少ないという意味になります。

この結果を聞いて、絶望しました。

これまで生理周期は規則正しかったし、身体を動かすことも好きな方だったので、自分は健常者だと自負していました。

そして出産したいと思う年齢一般的であり、決して遅いとは思っていませんでした。

強いていうなら、冷え性なぐらい。

でも女性であれば冷え性なんてよくあること。

「とりあえず検査は普通にパスして、病院でタイミングを見てもらってきっちりその日を狙っていけばいい。」

繰り返しになりますが人間ドックを受けるように、”念のために” 検査をして、問題がないことを確認した上で、安心して妊活したいという思いから受診しただけのことでした。

しか1ヶ月後に聞かされた結果は全く想定していないものでした。

妊娠しづらい体質であるということを知り、その上仮に体外受精をするにしても、採れる卵胞が少ない。

夫は優しくて包み込んでくれるオーラがある人。

結婚してから、わたしの家族イメージは膨らみ、”この人とのあいだに子どもを持ちたい” と強く思うようになっていました。

夫と「子どもは何人欲しい?」と浮かれながら話していたことが、よりわたしをどん底へと突き落としました。

「子ども無理かも…ごめん。」
その日帰宅した主人の前で私は大泣きしました。

体質改善で何とかなるならなんだってする、今までも努力でいろんなものを手に入れてきた。

最悪できなくても今の時代、体外受精という医療技術がある。

不妊治療の実態を知らなかったわたしは “お金を出せば”子どもはできる と思っていました。

でも卵の数はもう決まってる。しかも生まれたときから。

自分の不甲斐なさに悔しくて涙が止まりませんでした。

未婚女性の方へ伝えたいこと(まとめ)

AMHの検査は、まだあまり知られていません。

検査する場合でも保険適用外なので、みんなあまり”すべき検査”という感覚はないと思います。

しかし、将来の自分の出産計画を考える上でこの数値はかなり重要ではないかと思います。

・今のパートナーといずれ結婚を考えている

・まだ相手はいないがいつか結婚して出産したい

と考えている人は「メンテナンスチェック」としてAMHの検査を受けてご自身の卵巣予備能を知っておくことをおすすめします。

数値によってはパートナーとの結婚を急ぐきっかけになったり、自分の人生設計において参考となる情報になりえます。

血液検査なので、診察台に座らねばならないというハードルもなく自費であっても検査代は1万円を超えることはありません。

生理が始まって、妊娠可能な身体になっている女性方にはぜひこの検査を受けておいてほしいと思うのです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

今後当ブログでは、わたしの8年に渡る不妊治療から出産に至るまでの経験をいろいろと綴っていこうと考えておりますので、どうぞご一読ください。次投稿はこちら↓↓

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