育休から仕事復帰するママへのアドバイス

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目次

はじめに

1人目と2人目が6歳差ということもあり、2人目の育休復帰時はとにかくいろいろと大変でした。

子どもが1人から2人になるだけでも負担が増えるというのに、6年という年齢を重ねたことにより職場では立場があがっていて、いわゆる”ママさんポスト”は若い子に譲らねばならない状況となっていました。

2人目育休復帰から、3年のうちに4つの職場を異動して迷走してきた経験からたどり着いた筆者の仕事に対するモチベーションの変化についてご紹介します。

これから、育休から復帰するママさんやこれから子どもが欲しいと考えている女性にご一読いただけるとうれしいです。

この記事からわかること

  • 育休復帰前と復帰後の仕事に対する考え方と心得
  • 育児と仕事を両立させるコツ
  • まだ結婚をしていない若い女性へのアドバイス

復帰後経験した3つの職場

育休復帰前、私は仕事と育児について次のように考えていました。

⚫︎子どもに手がかかるうちは、育児を優先したい

⇔パートは物足りない感がある(それなりの結果を出して評価されたいという気持ち)

⚫︎仕事をするならやりがいを感じたいと思っている

⇔1人の女性として認められたい、といったようなキャリアプラン的野心はない

【理想のイメージ】

仕事も育児もそこそここなしたい!!

1人目復帰は比較的すぐに育児と仕事を軌道に乗せれたこと+若かったことが大きかったと思います。

今思えば、願望がある一方で、断り書きもあるようなかんじで、「欲張りな状態」でした。

1.通勤距離がある職場

  • 通勤場所が遠い(片道2時間)
  • 業務をチームでこなすため個人の業務負担なし
  • 個人担当業務がないため短時間勤務を利用しやすい
  • 仕事内容はあまり好きではない

復帰直後だった職場は、いわゆる”ママさんポスト”と言われる職場でした。

育休中に異動して、在籍だけしているかんじで、ひとまず次の大きな人事異動までの「慣らし運転」期間として、配属されたのだと思います。

ママさんポストだけあり、勤務時間に融通が効く分、働きやすい職場だったと思います。

しかし、とにかく勤務場所が遠すぎる

時間がないワーママにとって通勤時間に時間を取られるほど、痛いものはないでしょう。(と思っていた)

「通勤がきついので異動したいです」

と伝えたところわずか3ヶ月で異動になりました。

2.仕事内容がヘビーな職場

  • 通勤距離はまずまずといったところ
  • 担当業務は個人ごと
  • 残業ありきの業務量
  • 昇進コースと言われる責任あるポスト
  • 仕事内容はやりがいあり

通勤距離が縮まった分、短時間勤務の”育児時間”を最大限取らずに通勤できる勤務地でした。

残業ができないワーママにとっては業務量が多すぎるのです。

しかし、仕事が終わらない。

タイムリミットは決まっているので常に仕事する時間をいかに確保するかに必死でした。

平日できない分を土日に在宅で夜な夜なやっていると、ついズルズル…切り上げることができず、心身は崩壊寸前j。

当時人事にいた同期に愚痴をもらしたところ「悲しい現実」をつきつけられました。

「よく考えて、私たち結構もう”いい年齢”(立場上がる年齢)だから」と。

ママさんポストが溢れてきているために、年齢が上の人は順次若い子にママ席を譲る流れとなっていて、代わりに今までママさんを置いたことがないポストに配置していってるようでした。

当然ながらわたしの配置もその影響であり、お試し人事に利用された感は否めませんでした。

唯一の救いだったのは人間関係が良好だったということ。

とはいえ、当然ながら、体力・気力的に持つわけもなく…

「仕事がヘビーすぎるので、育児する者には無理です」

と伝えたところ、なんと奇跡的に1年で異動できたのです。

3.人間関係が終わっている職場

  • 通勤距離は1番近い(希望の勤務地)
  • 担当業務は個人ごと
  • 育児者への理解がないパワハラ上司
  • 仕事量はそこそこあり、内容含めやりがいあり

前職場は2年サイクルのため2年は残留するのが通常と言われていたので、異動したいと言っても無理と諦めていたところの異動でした。

人事の同期の采配かは不明ですが、切羽詰まったわたしの状況を汲んでくれたのかもしれません。

しかも、今度は通勤が1番近い職場でまさに希望していた勤務地!!

あまりに出来すぎている展開に裏があるのでは!?と疑ったほどでしたが、、、

疑った通り”裏”はありました。

仕事内容は以前にもやったことがある内容だったので、やりやすいはずでした。

しかし、上司が変わると、こうまでもやりにくいのかということを身をもって痛感したのです。

50代独身の男性上司は超細かく・厳しいお方。

育児への理解が全くなく、子どもが熱を出したから休みたいということすら言いづらく、数々の心もとない発言をされました。

仕事も以前はスムーズにできていたことでも、いちいち「お伺い」を立てなければならず、そのたびに嫌味を言われ、結果的に時間を取られて、業務がひっ迫するという負のスパイラル。

前回の激務の職場とは違った意味で、メンタルをヤラれてしまい、かなりきつかったです。

今まで勤めてきて初めて仕事をやめたいと本気で思いました。

「人間関係がきついです…」

と伝えたところ、1年でコンビは解散となりました。

4.再び1.の職場に戻る

パワハラ上司との格闘の末の異動だったので、どこに配置されるかは未知でした。

しかし、以前の勤務地に戻るという内示が出たとき、「通勤距離遠い。無理!」という気持ちはなく、ホッとした自分がいました。

以前の勤務地とは言っても配属されるチームは違って、なかなか忙しいと言われるところだったのですが、それでも勤務パターンは同じのため、忙しくても仕事を引き継げるので残業もありません。

2年きつい職場を経験してきたことで、いつしか「仕事内容、通勤距離はどうでもよく、”働きやすさ”が一番」という考えに変わっていたのでした。

経験して得られたこと

マイナスの状況をプラスに捉える(家事の時短術を発見)

激務の職場の時にコロナになりました。

当時はコロナが深刻化し出した頃で自宅待機期間は10日間。

自分しか出来ない仕事があったので、長期間休むと業務が滞ることは分かっていたので、”10日間なんてとんでもない!”と思っていました。

しかし、この強制的な業務停止はわたしにとってはプラスとなりました

どこにも行けない、とにかく家にいるだけの”フリー期間”!!

さすがにコロナが理由だけに、職場も「無理に仕事しろ、出てこい」、とは言えない空気がありました。

このおうち時間を利用して、家事の見直しをすることにしました。

そして、もっと時短家事にできないかと夫婦で話し合い、電気圧力鍋を二台買い

待機期間中にレシピ本を熟読して、1ヶ月分の献立リストを作成しました。

そして、コロナ明けで出勤すると、死ぬほど溜まっていると覚悟していた業務はさほど溜まっていませんでした。

“なんとかなるんじゃん”

そして、この日以降一週間分の献立をシステム化したことで、平日の夕飯作り&週末に献立を考える時間の短縮となり、日常生活に余裕が生まれるようになりました。

また、週末の買い出しもネットスーパー(コロナ時に利用して便利さに目覚めた)を利用するようになったことで、大幅な時間削減にも成功したのです。

コロナ”さまさま”です。

ブログをはじめた

パワハラ上司の職場のときに、入社して以来はじめて、「仕事を辞めたい」という考えがよぎりました。

心のモヤモヤ
  • 仕事を辞めるのはいいが、ローンはどうする?
  • 別の仕事を探すにしても、今以上の稼ぎの仕事に就くのは無理。
  • そもそも、なぜ今の仕事をしたいと思ったのか。
  • パワハラ上司を見て、「将来こうはなりたくない」との思いが強くなる

今思えば「ミッドライフ・クライシス」状態になっていたと思います。

これまでガムシャラに走り続けてきた人生、当たり前と思ってやってきた仕事に対し、「このままでいいの?」「自分のやりたかった人生になってる?」という悩み・迷いが出てきました。

【ミッドライフクライシス】

人生の中頃を迎える40代~50代の頃に、自分のこれまでの人生やアイデンティティについて問い、葛藤したり不安を感じたりする時期のことです。日本語では『中年の危機』と訳されたりする
Women’s Health(ウィメンズヘルス) (womenshealthmag.com)

そして、これを機会にはじめて人生の棚卸をしました。

結婚していない、子供もいなかった頃の自分は何を楽しいと思っていて、何を得意としていたのか。

その結果文章を書くことが好き、ということに気づき「ブログ」に興味を持ち出すきっかけとなりました。

何事も慎重気味で、腰が重いわたしが勢いでブログ開設まで行動できたのは、パワハラ上司のおかげかもしれません。

おそらくここまで追い詰められないと、「いつかやってみたい」で終わっていたと思うからです。

通勤時間の使い方

先ほども述べたように激務、パワハラ上司の職場を経験したことで、元の職場に戻ると決まったとき「通勤が長くて無理!」という考えはなくなっていました。

むしろ「通勤時間=自分時間=ブログ時間」に充てられると思い、「やったー」と思ったほどです。

仕事の責任もさほど重くない、早く帰る分周りには迷惑をかける後ろめたさはありますが、家に帰ってからも仕事のことを引きづることもありません。

そう、この職場こそまさに「仕事そこそこ」と思える職場だったのです。

今も私は片道2時間かけて、毎日通勤していますが、あっという間に過ぎてしまうほど有意義な時間を過ごしています。

考えの転換って大切だなと思いました。

まとめ 〜優先順位の大切さ〜

何を優先したいのか

以上の経験からわたしが思ったことは、育児と両立する上では「何を優先したいのか」を考えることが大切、ということです。

子どものこと、家のこと、仕事、すべてを”ちゃんとしたい”と思っていました。

しかし、自分の身体は一つしかない、1日は24時間しかないと言う事実。

全てを叶えることは無理なのです。

周りで一見全てをソツなくこなしているように見える人も実は何かを捨てているのでしょう。

自分にとって今何を優先すべきなのか。

こう考えた時にわたしは”子育て”だと思いました。

人生という長い年表の中で子育て期と仕事期に緩急をつける

今は仕事にやりがいを求めるのではなく、こなせれば、”よし”とする。

結婚・出産の適齢期

わたしは育児と仕事を天秤にかけた場合に前者をとりましたが、1人の女性としてキャリアを積みたいという方もいると思います。

もし仕事に重きを置きたいのであれば、若いうちに結婚・出産することを強くお勧めします。

今は晩婚の時代となっていますが、将来的にキャリア志向のある女性こそ、若い頃にバリバリ仕事するより、早く結婚して、早めに出産すべきです。

わたしは不妊も経験しています。

出産、育児には適齢期があるのです。

若い時期であれば、職場での立場もまだ若手であり、失敗しても可愛がられます。

責任ある仕事につくこともあまりないですし、育児制度も利用しやすい。

また、若い頃に、若いからと仕事で身体を酷使しているといざ妊娠を望む時に妊娠しづらい体質になっていたりするのです。(経験談)

仕事が軌道に乗り出して、主任・リーダーといった役がついてキャリアにおいて、”脂がのりだした”頃に妊娠が判明し、急ブレーキをかけざるを得なくなることは大いに予想できることです。

また子育てに手がかかる時期は限定的です。

よく言われることですが、職場には代わりがいても母親には代わりはいません。

未婚者
未婚者

ベタじゃね!?そんなの知ってるよ。

筆者
筆者

いやいや、これが意外と真面目で頑張り屋さんな人ほど、私が担当しないと…と仕事にも必死になっちゃって「育児も仕事も!」となってしまうんです

子どもの成長に大切な時期(特に幼少期〜学童期)に集中して向き合うことで後々の子育ては楽になるといいます。

この時期を疎かにしていると、長々と子育てで悩まされることになる可能性が高くなります。(小学生の不登校と中学・高校生の不登校は傷の深さに大きな差があります)

キャリアを積みたいと思うのであれば、早く結婚して、早く育児を終わらせるのがいいでしょう。

自分の時間を持とう

育児には予想不可能なことがつきものです。

仕事と育児の両立を選択しただけあって、多くのワーママさんは真面目で頑張り屋さんな方が多いと思います。

今まで計画・段取りをつけてやってこれたことが、生身の人間が相手となるとそう上手くはいきません。

ついイライラして子どもに当たってしまい自己嫌悪になってしまうママさんも多いでしょう。

子育ては自分1人だけで”努力すれば”こなせるものではありません。

全てを思い通りにしようと思わず、取捨選択することが非常に大切になります。

筆者
筆者

「割り切り」とも言うね!

そして全てがやらねばならないことで埋まってしまわないように、忙しくても隙間時間を作り出して、少しでも自分のための時間を確保するようにしましょう。

自分をご機嫌にする方法を知って、みなさんも充実したワークライフバランスを実現していきましょう。

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